ウォレットガイド / Tangemの使い方
確認日:2026年10月13日。画面や提供条件は変更される場合があります。
運営者はTangemの紹介プログラムに参加しています。この記事に購入・交換サービスへの紹介リンクはありません。
「買う」ボタンを押す前に
Tangem内で購入や交換はできますが、日本から使えるかは提供会社ごとの確認が必要です。
アプリに機能が表示されることと、日本居住者向けに提供されていることは同じではありません。利用するサービスの運営会社と条件を確認しましょう。
「Tangemで直接USDCを買える?」「Polygonにつないだら買えたけれど、日本から使ってよかった?」。判断するには、どのサービスで、何を支払い、何を受け取ったかを確認する必要があります。この記事は特定の海外サービスの利用を勧めるものではありません。
円などを支払う
↓
暗号資産やUSDCを受け取る
持っている通貨を渡す
↓
別の通貨などに交換する
ネットワークAの資産
↓
ネットワークBで使える形へ
仕組みの概念図です。対応ペアや手順はサービスによって異なります。画面のネットワーク表示を変えるだけでは、資産は移りません。
「買う」「交換する」「ネットワークを移す」は違う操作
| 操作 | 何が変わる? | 確認すること |
|---|---|---|
| 購入 | 円などを支払い、暗号資産やUSDCなどを受け取る | 販売会社、居住国の対応、本人確認、決済通貨・手数料 |
| スワップ | 持っている通貨を別の通貨などに交換する | 交換先、ネットワーク、最低受取額、提供会社、税務上の損益 |
| ブリッジ | 別のネットワークで利用できる形へ移す | 移動先のトークンの種類、仕組み、手数料、追加のリスク |
| ネットワークの表示切替 | アプリで見る対象を変える | これだけで残高が別ネットワークへ移るわけではない |
複数の操作をまとめるサービスもあります。「Polygonにつないだ」という情報だけでは、円で購入したのか、別の通貨から交換したのかまでは分かりません。
Tangemの購入機能は、誰から買う仕組み?
Tangem公式の購入案内では、Mercuryo、MoonPay、Simplex、Unlimitなどの外部サービスが紹介されています。選んだ会社の購入画面へ進む仕組みで、取り扱う通貨・支払方法・居住国の条件は会社ごとに異なります。
購入できる条件を満たす場合も、支払い総額と最終的に届く数量を比べてください。決済手数料、為替レート、ネットワーク手数料などで、表示価格と実際の負担に差が出ることがあります。
ブランド名だけでなく、実際の運営会社を確認。
居住国の条件と、業務に応じた登録情報を確認。
受取数量・手数料・交換条件を確認。
日本から使っていい?確認するのは3点
1. 日本居住者に提供されているか
この記事では、国籍だけでなく「日本に住んで利用する場合」を扱います。たとえばMoonPayの提供対象外国一覧には、確認日時点で日本が含まれています。他社も同じ条件とは限らないため、それぞれの最新案内を確認します。
対象外と分かった場合は進めず、VPNや実態と異なる居住国の入力で回避しないでください。日本語表示や円建ての価格だけでは、日本向けサービスであることを確認できません。
2. 何という会社が、何のサービスを提供しているか
金融庁は、暗号資産交換業者や電子決済手段等取引業者の登録情報、無登録業者への警告を公表しています。日本で登録が必要な業務に当たるかは、取引の仕組みや事業者の行為によって異なります。金融庁の案内・登録業者一覧で、サービスのブランド名だけでなく運営法人名も照合しましょう。
USDCのような法定通貨に連動するステーブルコインには、暗号資産とは別の「電子決済手段」の制度が関わる場合があります。「暗号資産交換業の登録がある」ことだけで、すべてのUSDC関連サービスについて確認が済むわけではありません。
3. 個人の利用と、事業者の規制を分けて考える
事業者に登録が必要かという問題と、個人が保有・送付した行為の評価は、分けて確認する必要があります。「未登録の会社だったから利用者も直ちに犯罪」「個人だから何でも問題ない」のどちらとも、ここでは断定しません。利用規約に反していないか、取引内容に別の法令上の問題がないかも確認が必要です。
購入が完了していても、それだけで適法性は判断できません。
逆に、提供会社が分からないだけで違法だったとも判断できません。個別に相談するときは、会社名・利用時の居住国・取引日時・支払方法・受取通貨とネットワークを整理すると、話が進めやすくなります。
購入先を覚えていないときの調べ方
- 購入メールや領収書を探す。「USDC」「購入」「receipt」「order」などで探し、会社名と注文番号を確認します。
- 決済の明細を確認する。利用店名が手掛かりになります。ただし、決済代行会社の名前の場合もあるため、それだけで断定しません。
- Tangemの履歴を確認する。日時、数量、ネットワーク、取引IDを控えます。注文詳細や提供会社へのリンクが表示される場合は確認します。
- 分からなければ公式窓口へ。注文番号や取引IDを添え、実際の提供会社を問い合わせます。
ブロックチェーンの履歴だけでは、円で購入した販売会社や利用規約まで特定できないことがあります。明細や本人確認書類をSNSへ丸ごと載せて調べてもらうのは避け、必要な情報だけを公式窓口に伝えてください。
スワップはどう進む?確認から完了まで
Tangemのスワップ機能も外部の提供会社を利用します。以下は利用条件を確認できたサービスを使う場合の、共通の流れです。
- 交換元の通貨で「スワップ」を開き、数量、交換先の通貨とネットワークを選びます。
- 提示された提供会社を確認します。レートだけでなく、日本居住者向けの条件や本人確認の扱いを確認します。
- 受取予定数量、最低受取数量、手数料、必要な承認の内容を確認します。
- 内容に納得した場合に限り、アプリの案内に従って承認・署名します。
- 注文状況と取引IDを保存し、交換先のネットワークで受取を確認します。
「承認」と「交換」は別の取引になることがある
トークンを扱うサービスでは、先に利用許可(Approve)を求められることがあります。これはそのコントラクトにトークンを扱う権限を与える操作です。交換そのものとは別に手数料が発生する場合があります。許可する相手と数量が分からない状態で署名しないようにしましょう。
スリッページは、どこまで価格のずれを受け入れるか
見積もりから実行までに相場が動き、受取数量が変わることがあります。スリッページの設定を大きくすると、より不利な価格でも成立し得ます。失敗するからと、内容を見ずに許容幅を広げないでください。Tangem公式のスリッページ解説
スワップ提供会社によっては、本人確認が求められる場合もあります。「ウォレットから操作したから本人確認は一切ない」とは考えず、利用前に条件と問い合わせ先を確認します。
PolygonのUSDCは、交換後の「出口」まで確認する
将来、国内取引所で日本円に戻す予定なら、その取引所の入庫対応も先に調べます。確認日時点でSBI VCトレードが案内するUSDCの対応ネットワークはEthereumです。Polygon上のUSDCを直接送ることはできません。
また、USDCとUSDC.eは同じものとして扱えません。CircleのネイティブUSDCの説明を参照し、受取先が指定するトークンと一致させます。Tangem Walletの残高とTangem Payの残高も別です。Payへ入れる場合は、Pay側の入金画面に表示される通貨・ネットワークを確認してください。
日本円に戻していなくても、記録が必要
国税庁は、暗号資産同士の交換も所得計算の対象となることを説明しています。ステーキング等で受け取った暗号資産についても税務上の扱いがあります。国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」
ただし、USDCを含む取引の分類や計算を、暗号資産同士の交換と一律に扱えるとは限りません。円換算額、支払・受取数量、手数料、日時、提供会社、取引IDを残し、税務署や税理士に確認してください。


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