海外送金の”新旧比較”:時間と手数料はどう変わる?
この記事で分かること:
従来の銀行送金とSBI Remit×Ripple ODLの違いを、日本からフィリピンへの送金を例に分かりやすく解説します。時間・手数料・手続きの面で何が変わったのかを初心者向けに説明します。
目次
海外送金の基本的な仕組み

海外送金は、国境を越えてお金を送る金融サービスです。家族への仕送り、海外旅行の準備、投資など、様々な目的で利用されています。
SBI×Rippleのサービス全体像でも触れましたが、海外送金の方法は大きく分けて2つあります:
従来の銀行送金
銀行同士のネットワーク(SWIFT等)を経由する方法。多くの中継銀行を通るため時間がかかる。
新しい送金技術
Ripple ODL(On-Demand Liquidity)などの技術を活用し、より直接的で高速な送金を実現。
従来の銀行送金の特徴
仕組みと流れ
従来の海外送金は、以下のような流れで行われます:
従来送金の流れ
- 送金依頼:日本の銀行で送金手続き
- 中継銀行:複数の銀行を経由
- 受取銀行:最終的にフィリピンの銀行に到着
- 着金確認:受取人が入金を確認
時間と手数料の特徴
- 送金時間:1-5営業日(土日祝日は処理されない)
- 送金手数料:3,000-6,000円程度
- 中継銀行手数料:1,000-3,000円程度
- 受取手数料:現地銀行によって異なる
SBI Remit×Ripple ODLの特徴

ODL(On-Demand Liquidity)とは
ODLは、Ripple社が開発した技術で、XRPを「橋渡し通貨」として使用することで、従来の中継銀行を経由せずに送金を行う仕組みです。
ODLの仕組み
日本円 → XRP → フィリピンペソ の変換を瞬時に行うことで、数分から数時間での送金を実現しています。
SBI Remitの特徴
- 送金時間:数分〜数時間(24時間365日対応)
- 手数料:競争力のある料金設定
- 為替レート:リアルタイムで透明性の高いレート
- 対応国:フィリピン、ベトナム、インドネシア
詳細比較:時間と手数料

比較表
項目 | 従来の銀行送金 | SBI Remit×ODL |
---|---|---|
送金時間 | 1-5営業日 | 数分〜数時間 |
営業時間 | 平日のみ | 24時間365日 |
送金手数料 | 3,000-6,000円 | 競争力のある料金 |
中継手数料 | あり(1,000-3,000円) | なし |
為替レート | 銀行独自レート | 透明性の高いレート |
手続きの複雑さ | 窓口訪問必要な場合あり | オンライン完結 |
実例:日本→フィリピン送金

10万円を送金する場合
従来の銀行送金
- 送金手数料:4,000円
- 中継銀行手数料:2,500円
- 為替コスト:1-2%程度
- 総コスト:約7,500-8,500円
- 到着時間:3-5営業日
SBI Remit×ODL
- 送金手数料:競争力のある料金
- 中継銀行手数料:なし
- 為替コスト:透明性の高い設定
- 総コスト:従来比で削減
- 到着時間:数分〜数時間
注意事項
手数料や為替レートは変動するため、送金前に必ず最新の情報を確認してください。料金比較テンプレートを使って正確な比較を行うことをお勧めします。
それぞれのメリット・デメリット
従来の銀行送金
メリット
- 長年の実績と信頼性
- 全世界対応
- 大手銀行の安心感
- 高額送金にも対応
デメリット
- 送金時間が長い
- 手数料が高い
- 営業時間の制限
- 手続きが複雑
SBI Remit×Ripple ODL
メリット
- 高速送金(数分〜数時間)
- 24時間365日対応
- 競争力のある手数料
- オンライン完結
- 透明性の高い為替レート
デメリット
- 対応国が限定的
- 比較的新しいサービス
- 送金限度額の制約
どちらを選ぶべき?
SBI Remit×ODLがおすすめの場合
- 対応国への送金:フィリピン、ベトナム、インドネシア
- 急ぎの送金:数時間以内に着金したい
- 定期送金:家族への仕送りなど
- コスト重視:手数料を抑えたい
- 便利さ重視:オンラインで完結したい
従来の銀行送金がおすすめの場合
- 対応国外への送金:ODL非対応の国・地域
- 高額送金:数百万円以上の送金
- 企業送金:法人としての送金
- 保守的な選択:実績を重視する場合
次のステップ
具体的な送金手順について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください:
よくある質問
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この記事のまとめ
- 従来の銀行送金は1-5営業日、SBI Remit×ODLは数分〜数時間で送金完了
- ODLは中継銀行を経由しないため、手数料を抑えられる可能性が高い
- フィリピン、ベトナム、インドネシアならSBI Remitがおすすめ
- その他の国や高額送金なら従来の銀行送金を検討
- 送金前には必ず料金比較を行うことが重要
免責事項
本記事の内容は情報提供を目的としており、送金サービスの利用を推奨するものではありません。手数料や為替レートは変動するため、送金前に必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。送金に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。
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